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1998年厚生労働省は、日本において糖尿病とみられる人は推定690万人いると報告し、生活習慣の見直しを呼びかけた 1)。糖尿病を改善するためには運動療法、食事療法と薬物療法が取り入れられているが、カロリー計算による食事療法だけではなく、食品を利用した改善、そして、糖尿病にならないための予防医学を含めた食生活が必要となっている。
キクラゲ、マイタケ、ガラクトマンナン、とうもろこし食物繊維や水溶性キトサンのような食品には、血糖値の上昇を抑制する作用をもつことが報告されており 2〜6)、食物繊維は血糖値上昇抑制作用を目的とする特定保健用食品にもなっている 7)。また、植物性色素のアントシアニンを多く含む機能性食品には、抗菌作用や糖尿病ラットの血糖値を降下させる作用があることも報告されている 8〜10)。
現在、東神楽町および旭川市で寒冷耐性の北海道産黒米が生産・販売されている。黒米の糠部分は多くのアントシアニンを含有しているため、現在、この色素の生理機能の解析を行っている。
今回、北海道産黒米の糠を用いて、糖尿病ラットに対する血糖値降下作用について検討した。
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